子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼの検体採取方法及び抽出方法
検体採取方法
1.子宮膣部の粘膜を綿球で丁寧に拭い取ります。
2.綿棒を子宮頸管内腔に挿入します。
3.綿棒をゆっくりと2回転させ、頸管粘液を採取します。
■注意事項
1) 子宮頸管部より採取して下さい。
2) 検体採取は膣部洗浄前に行って下さい。
3) 綿棒が外子宮口周辺の分泌物や粘液に接触しないようにして下さい。
綿棒の先が初めて接触する部分が頸管内腔であるように挿入して下さい。
4) 綿棒1回転あたり約5秒をかけ、自然に粘液をしみ込ませるようにして下さい。少量の固形物が付着した場合には、接子等で取り除いてください。
5) 採取した検体は15分以内に抽出操作を行って下さい。
抽出方法
1.抽出液の入った抽出容器の青色キャップを外します。
2.頸管粘液を採取した綿棒を浸けて、2~3分間放置します。
3.綿棒を20~30回細かく上下させて検体を抽出します。
4.綿棒にしみ込んだ検体抽出液を抽出容器ごと指で押しつぶす等して絞り出した後、綿棒をとりのぞきます。
6. 検体抽出液を検体保存容器へ濾過します。この時の加圧は1回のみとし、5~7滴 (約300μL)を分取します。
必要量を得られない場合は検体採取からやり直して下さい。
5.フィルターをセットします。
7.検体保存容器に白色キャップをして保存します。冷蔵 (8℃) で3日以内、冷凍 (-15℃以下) で3ヶ月以内に測定して下さい。