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項目コード
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1300 |
統一コード
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項目名
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スクリーニング 鑑別試験 |
別名
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A21 |
検査案内
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66ページ
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検体必要量
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血清0.6mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考:アレルギー検査セット |
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検査方法
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FEIA法 |
所要日数
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3~5日 |
基準値(男)
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基準値(女)
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臨床的意義
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免疫グロブリンEは(IgE)は、血清中に微量に存在する蛋白であり、通常は血清中の免疫グロブリン全体量の0.001%以下である。血清中のIgE濃度は、年齢によって異なり、通常1歳までの乳児は10IU/mL以下の濃度を示す。血清IgE濃度は幼小児期に上昇し、青年期で成人のレベルに達する。血清IgEの正常値は同じ年齢層の健常者群内でも広く分布している。IgEは、アレルギー反応の媒介物質であり、血清中IgEの測定は他の臨床的な指標とあわせてアトピー性疾患と非アトピー性疾患とを識別するのに有用である。アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアトピー性疾患では一般に血清IgEは上昇する。しかし、血清中のIgEが正常値の範囲であっても、IgEによるアレルギーを否定できない。幼児期における血清中IgEの測定は、アトピー素因保有の有無を制定するのに役立ち、将来のアレルギー疾患の発症の可能性を予測する。新生児~2歳までの幼児では、しばしばアトピー性アレルギー疾患の進行に伴って血清中のIgEが上昇する。しかし、アレルギー反応の重症度と血清中のIgE抗体の濃度の間に厳密な相関はない。血清中IgE濃度値は、寄生虫感染症、免疫不全、自己免疫疾患、Hodgkin病、気管支肺アスペルギルス症、IgE骨髄腫、Sezary症候群等のアレルギーに関係しない状態でも上昇することがある。気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー性疾患の診断において、その症状が、IgE関与によるものか鑑別することは、治療方針を決定する上で重要となる。従来この目的として好酸球数測定や血中非特異的IgEの測定が知られているが、前者は手技的な問題等から実施施設が限られ、また、後者は診断効率、特に臨床的感度の面で不十分である等の問題があった。そこで実際には、非特異的IgEの感度面を問題を改善するために、複数のアレルゲンに対する特異的IgE測定が併用されている。本邦で頻度よく検出される12種類の吸入性アレルゲンを結合した固相を用いてアトピー/非アトピーの鑑別を行うものである。アトピー/非アトピーの鑑別は特異的IgEに基づいているため、従来の非特異的IgE測定に比べて臨床的感度が大幅に改善されており、高い診断効率に裏付けられた臨床的有用性が多くの施設で確認されている。 |
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容器
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[01] 分離剤入り容器
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添加剤
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分離剤入り真空採血管
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保存方法
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室温で1年間
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採取量
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採血量8.5ml
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主な検査項目
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生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他
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