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項目コード
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3785 |
統一コード
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5C090 |
項目名
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尿ミオグロビン定量 |
別名
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検査案内
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1ページ
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検体必要量
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尿4~8mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考:ミオグロビン尿用保存容器の矢印の範囲(約4~8ml)に入れ、よく混和後冷蔵でご提出下さい。 |
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検査方法
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RIA法(二抗体法) |
所要日数
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3~4日 |
基準値(男)
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10.0以下  [ng/mL] |
基準値(女)
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10.0以下  [ng/mL] |
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臨床的意義
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ミオグロビンは筋骨格筋や心筋内に主に存在する分子量17,500、アミノ酸残基153個からなるヘム蛋白質である。ヘモグロビンと同様生体内において過逆的に酸素と結合する性質があるが、酸素との親和力はヘモグロビンよりむしろ高いため、ヘモグロビンにより運搬されてきた酸素を筋組織で受け取り、これを筋組織中で運搬・貯蔵し、必要に応じてエネルギ-産生系に供給する作用を有している。なんらかの原因で筋組織の破壊(筋細胞の障害・壊死)が起こると、細胞膜の透過性の亢進などによって、ミオグロビンは容易に細胞外へ逸脱して血中に流入する性質を持つため、心筋梗塞やミオパチーなどにおいて診断や予後判定に臨床的有用性が認められている。急性心筋梗塞においてはCK(creatin kinase)やLDH(lactate dehydrogenase)などよりも早期に異常が現れるために、早期診断と経皮冠動脈形成術(PTCA)、冠動脈内血栓溶解療法(PTCR)の治療と予後判定に有用性が認められている。また、ミオグロビンは血中では遊離の状態で存在し、腎において容易にろ過されて速やかに尿中に排泄されることから、尿中測定は筋組織の破壊の程度や時期を把握するために役立つ。血中・尿中のミオグロビン測定は心筋または骨格筋の障害や壊死を反映するものであるため、急性心筋梗塞、不安定狭心症、心筋炎などの心筋障害、または筋ジストロフィー症などの骨格筋疾患における診断と予後判定に有用である。 |
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容器
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[76] ミオグロビン尿容器
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添加剤
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EDTA3Na+NaN3入り真空採取容器
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保存方法
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室温・暗所保存・有効期限表示
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採取量
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採尿量8.0ml
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主な検査項目
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尿中ミオグロビン
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