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項目コード 3647 統一コード 5G508
項目名 抗カルジオリピン抗体(IgG) 別名
検査案内 70ページ 
検体必要量 血清0.2mL
保存条件 冷蔵
備考:
検査方法 EIA法
所要日数 3~7日
基準値(男) 10未満  [U/mL]
基準値(女) 10未満  [U/mL]
臨床的意義
抗カルジオリピン抗体は血栓症、臓器梗塞、自然流産、血小板減少症などと相関することが明らかにされており、本抗体を有する疾患は、特定の疾患に限らず疾患を超えて類似性を見ることから、1986年Hughes、Harrisらは抗カルジオリピン抗体症候群(Anti-cardiolipin syndrome)とういう新たな疾患概念を提唱し、その後抗リン脂質抗体症候群(Anti-phospholipid Antibody syndrome)とよばれるようになりました。抗カルジオリピン抗体はRIA法、ELISA法などで測定されていますが、標準血清が異なることや測定方法が同一でないことから施設間により臨床病態との関連性に相違が見られています。そのため、1986年に国際ワークショップにおいてHarrisらのELISA法が抗カルジオリピン測定の標準化法とされました。その測定法は現在では標準的な測定方法として広く普及しており、またその標準物質は世界の800施設にて使用され、抗カルジオリピン抗体の測定、診断に役立っています。
主な疾患 自己免疫性疾患習慣性流産切迫早産全身性エリトマトーデス全身性硬化症早産動脈血栓症静脈血栓症
関連項目 梅毒脂質抗原 使用検査:ガラス板法定性梅毒脂質抗原 使用検査:凝集法定性梅毒脂質抗原使用検査:RPR法定性TPHA法(定性)FTA-ABS法(定性)梅毒脂質抗原 使用検査:ガラス板法定量梅毒脂質抗原 使用検査:凝集法定量梅毒脂質抗原使用検査:RPR法定量TPHA法(定量)FTA-ABS法(定量)抗核抗体(ANA)抗RNP抗体抗Sm抗体抗Scl-70抗体ループスアンチコアグラント
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 226 判断料区分 免疫学的検査