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項目コード
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3666 |
統一コード
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5G551 |
項目名
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抗好中球細胞質抗体 |
別名
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PR3-ANCA、C-ANCA |
検査案内
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70ページ
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検体必要量
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血清0.4mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考: |
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検査方法
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CLEIA法 |
所要日数
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2~4日 |
基準値(男)
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3.5未満  [U/mL] |
基準値(女)
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3.5未満  [U/mL] |
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臨床的意義
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抗好中球細胞質抗体(ANCA)は1982年Daviesらによって形成壊死性糸球体腎炎患者血清中に存在することが報告された自己抗体です。ANCAは間接蛍光抗体法による染色パターンによって、ヒト好中球の細胞質がびまん性に染色されるcytoplasmic(c)-ANCA、核の周辺のみが強く染色されるperinuclear(p)-ANCAに分けられます。c-ANCAの対応抗原はプロテイナーゼ3(PR3)、p-ANCAの主要対応抗原はミエロペルオキシターゼ(MPO)であることが明らかにされています。C-ANCAはWegener肉芽腫症、p-ANCAは顕微鏡的結節性動脈周囲炎や特発性半月体形成性腎炎で高率に検出されます。検体中に抗核抗体が存在する場合、p-ANCAによく似た染色パターンを示しますがエタノール固定の好中球スライドとホルマリン固定の好中球スライドを組み合わせて検査することによりANCAと抗核抗体を区別することができます。エタノール固定では陽性に荷電した細胞質顆粒蛋白質が陰性に荷電したDNAのところに移動するのでp-ANCAでは核周辺が染色されますが、ホルマリン固定ではこの移動が妨げられるのでp-ANCAはc-ANCAのような染色パターンになります。一方抗核抗体陽性検体をホルマリン固定した好中球でテストすると陰性になるか、蛍光が非常に弱くなります。 |
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容器
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[01] 分離剤入り容器
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添加剤
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分離剤入り真空採血管
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保存方法
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室温で1年間
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採取量
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採血量8.5ml
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主な検査項目
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生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他
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