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項目コード 3763 統一コード 6A405
項目名 ニューモシスティスカリニー 別名
検査案内 82ページ 
検体必要量 喀痰又は胸水
保存条件 冷蔵
備考:(+)又は(-)で報告。
検査方法 ギムザ染色
所要日数 3~7日
基準値(男)
基準値(女)
臨床的意義
ニューモシスチスSP。が原虫か真菌かとの問題は、永らく論議されてきました。しかし近年の遺伝学的解析で酵母などの真菌に近いことが判明しています。しかし、形態、発育史、培養条件、薬剤効果などは原虫に近い性質をもっています。ニューモシスチスの分布は世界中であり、ヒトや多くの哺乳類の肺に自然感染が見られる典型的な日和見感染症です。ニューモシスチス感染では免疫機能の低下とともに急激に増殖して致死的な肺炎を起こします。制癌剤の投与、臓器移植に伴う免疫抑制剤投与例が増加したことで、症例の増加が見られ、AIDSの流行もあり症例は激増しました。AIDSにおける日和見感染症の過半数はニューモシスチスによるものです。原発性免疫不全児にも高率発症が見られます。気管支肺胞洗浄液や喀痰の塗抹標本からニューモシスチスを検出する事により診断します。
主な疾患 AIDSカリニ肺炎後天性免疫不全症候群
関連項目 培養同定(口腔・気道・呼吸器)
容器
 [17] 滅菌容器
添加剤 滅菌プラスチック容器
保存方法 室温で3年間
採取量 採取量10.0ml
主な検査項目 髄液一般検査・一般細菌検査

 [28] 喀痰容器
添加剤 滅菌ポリ容器
保存方法 室温
採取量 採取量適量
主な検査項目 結石分析・新型コロナウイルスRNA(SARS-Cov-2核酸検出)・虫体鑑別・抗酸菌検査・一般細菌・結核菌群核酸検出(PCR)・MAC核酸検出(PCR)・精液一般検査・細胞診一般

実施料 67 判断料区分 微生物学的検査