トップページ
<< 検査項目詳細 >>
項目コード 4477 統一コード 3E045
項目名 ケトン体分画 別名
検査案内 9ページ 
検体必要量 血清0.3mL(静脈血)
保存条件 必ず凍結
備考:ケトン体にアセトンは含まれません。
検査方法 酵素法
所要日数 2~3日
基準値(男) アセト酢酸:14~68 3-ヒドロキシ酪酸:0~74 総ケトン体:28~120  [μmoL/L]
基準値(女) アセト酢酸:14~68 3-ヒドロキシ酪酸:0~74 総ケトン体:28~120  [μmoL/L]
臨床的意義
ケトン体はアセトアセテート、3-ヒドロキシブチレート(3-HB)及びアセトンを総称したものです。アセトンはアセトアセテートから非酵素的に生成され、一方、アセトアセテートと3-HBは相互に酵素的に転換されます。これらのケトン体は脂肪酸がβ酸化を受けた代謝産物であり、骨格筋、心筋、腎臓などで利用されます。血中ケトン体は、エネルギー代謝が脂肪酸に偏った状態で増加するので代謝の指標として有用です。特に、アセトアセテート、3-HBは酸であり、これらの血中濃度の増加は、代謝性アシドーシス、酸血症(acidemia)を引き起こすことから、臨床的にも重要とされています。一方、肝機能の診断において低値ケトン体あるいはケトン体比の測定が重要であると言われています。
主な疾患 グルカゴノーマ下痢飢餓状態糖尿病嘔吐
関連項目 インスリン(IRI)糖定量[蓄尿]ケトン体(定量)アセトン[血清]
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 59 判断料区分 生化学的検査(I)