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項目コード
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4547 |
統一コード
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5C130 |
項目名
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P-III-P |
別名
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プロコラーゲンIIIペプチド |
検査案内
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1ページ
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検体必要量
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血清0.3mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考: |
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検査方法
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IRMA法(RIA・固相法) |
所要日数
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4~6日 |
基準値(男)
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1.0以下  [U/mL] |
基準値(女)
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1.0以下  [U/mL] |
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臨床的意義
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一般的に、組織の損傷後に起こる線維形成は修復現象であるが、慢性肝疾患に伴う線維形成は単なる修復現象を超え、肝の形態と機能に不可逆的な変化を残すことになる。正常肝組織は、結合組織の含有量は極めて少ないが、慢性の障害が加わると、結合組織部分、特に、コラーゲンの増生が顕著となり、肝硬変症に移行し、また、更に肝癌に移行することがある。肝線維化の機序は、必ずしもじゅうぶん明らかではないが、臨床的には、慢性肝疾患に見られる肝線維化の病態を把握する必要がある。現在のところ、肝機能検査は数多くあるが、線維化の有効な指標となる検査法はなく、最終的には肝生検の組織所見に頼らざるをえないが、その方法は必ずしも容易ではない。肝結合組織の線維蛋白は、主にI型および3型コラーゲンであり、線維芽細胞、脂肪貯蔵細胞および内皮細胞において、プロコラーゲンの形で生合成される。プロコラーゲンは細胞外に分泌されるが、その際、N末端およびC末端はそれぞれプロコラーゲンアミノプロテアーゼおよびプロコラーゲンカルボキシプロテアーゼによって切断され、コラーゲン分子に変換される。更に、酵素作用により分子相互に架橋が形成されて剛直性のコラーゲン線維となる。切断されたN末端およびC末端ペプチドは血中に放出される。コラーゲンは抗原性の低い蛋白であるが、切断されたN端およびC端ペプチドは、コラーゲンよりも抗原性が強く、更にお互い交差性がなく、また、コラーゲンとも反応しないので、N端あるいはC端ペプチドのラジオイムノアッセイが可能である。そして、その血中の量は肝のコラーゲンの産生を正確に反映する。 |
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容器
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[01] 分離剤入り容器
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添加剤
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分離剤入り真空採血管
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保存方法
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室温で1年間
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採取量
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採血量8.5ml
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主な検査項目
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生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他
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