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項目コード 8873 統一コード 6B315
項目名 抗酸菌同定 別名
検査案内 97ページ 
検体必要量
保存条件 冷蔵、培地は常温
備考:
同定可能な菌名一覧は以下を参照してください。
『同定可能菌名一覧』
過去のお知らせは以下参照。
新規受託開始(2020年9月26日(土)受付分より) ____【SMSNo.2020-12】     
検査方法 質量分析法
所要日数 4~7日
基準値(男)
基準値(女)
臨床的意義
ヒトの病原菌としての抗酸菌は、結核菌群(Mycobacterium tuberculosis complex)と非結核性抗酸菌(non-tuberculosis mycobacteria:NTM)、らい菌(Mycobacterium leprae)に大別されます。
結核菌群によって引き起こされる結核はヒトからヒトへの強い感染性を有し、感染症法では2類感染症に分類され、ただちに報告が必要とされています。
また、NTMが原因菌となる非結核性抗酸菌症は、ヒトからヒトへの感染はないとされますが、近年、罹患者が増加しているとの報告がみられます。
結核や非結核性抗酸菌症の鑑別診断と菌種同定は感染防御や的確な治療法選択に大変重要ですが、現在実施されている抗酸菌同定、微生物遺伝子核酸同定検査等で同定可能なのは、約190種とされる抗酸菌のうち結核菌群とNTMの一部に限られていました。
本検査は、MALDI-TOF-MS(マトリックス支援レーザー脱離イオン化-飛行時間型質量分析法)による同定検査であり、164菌種(9亜種)のMycobacterium属菌データベースとの照合により抗酸菌を高精度に同定することが可能です。16S rRNA遺伝子解析との相関も高く、従来法における同定不能例を大幅に減少させることが可能であり、治療薬の選択に際し大変有用な検査と考えられています。
主な疾患 結核症肺結核非結核性抗酸菌症
関連項目 抗酸菌塗抹鏡検(チール・ネルゼン法)抗酸菌塗抹鏡検(蛍光法)抗酸菌培養(小川培地)抗酸菌培養(酸素感受性液体培養)耐性検査結核菌群核酸検出(結核菌群PCR)結核菌群核酸検出(結核菌群PCR)MAC核酸検出(PCR)(MAC核酸同定PCR,MAC-PCR)MAC核酸検出(PCR)(MAC核酸同定PCR,MAC-PCR)
容器
 [28] 喀痰容器
添加剤 滅菌ポリ容器
保存方法 室温
採取量 採取量適量
主な検査項目 結石分析・新型コロナウイルスRNA(SARS-Cov-2核酸検出)・虫体鑑別・抗酸菌検査・一般細菌・結核菌群核酸検出(PCR)・MAC核酸検出(PCR)・精液一般検査・細胞診一般

実施料 361 判断料区分 微生物学的検査