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項目コード 5968 統一コード 3G065
項目名 25-OHビタミンD 別名 25-ヒドロキシビタミンD
検査案内 14ページ 
検体必要量 血清0.5mL
保存条件 冷蔵
備考:
【基準範囲】
ビタミンD不足・欠乏の判定指針(策定:厚生労働省難治性疾患克服研究事業ホルモン受容機構異常に関する調査研究班、日本骨代謝学会、日本内分泌学会)」において、次の数値が示されています。
ビタミンD充足状態:30.0ng/mL以上
ビタミンD不足:20.0ng/mL以上,30.0ng/mL未満
ビタミンD欠乏:20.0ng/mL未満
「ビタミンD欠乏性くる病・低カルシウム血症の診断の手引き(日本小児内分泌学会)」においては、25-OHビタミンD低値の目安として、次の数値が示されています。
低値の目安となる値:20ng/mL以下(15ng/mL以下であればより確実)


過去のお知らせは以下参照。
検査内容変更(2020年4月1日(水)受付分より)____【SMSNo.2020-03】
検査内容変更(2019年7月20日(土)受付分より)____【SMSNo.2019-09】
新規受託開始(2018年10月22日(月)受付分より) ____【SMSNo.2018-24】
検査方法 CLEIA法
所要日数 3~5日
基準値(男) 備考参照  [ng/mL]
基準値(女) 備考参照  [ng/mL]
臨床的意義
ビタミンDは植物由来のビタミンD2と動物由来のビタミンD3とがあり、いずれも微量・必須の栄養素です。
これらは肝臓において25位が水酸化され、25-OHビタミンD2及び25-OHビタミンD3として貯えられた後、一部が腎臓の尿細管で1位の水酸化された活性型ビタミンDとなり、生理活性を示します。
25-OH ビタミンD2と25-OHビタミンD3はビタミンDの安定的な代謝産物として血中に存在し、その総濃度はビタミンDの充足状態を反映することが知られています。
ビタミンDが欠乏することで、小児におけるくる病、低カルシウム血症、成人における骨軟化症、骨粗鬆症に併発する骨軟化症が引き起こされます。
また、ビタミンDの欠乏は副甲状腺ホルモンの分泌亢進等により骨粗鬆症患者の骨折リスクを高めることが知られています。
本検査は、保険診療においては原発性骨粗鬆症の薬剤治療方針の選択時に用いる検査と位置づけられています。
主な疾患 ビタミンD欠乏症
関連項目 デオキシピリジノリン骨粗鬆症(DPD骨粗鬆症)NTx骨粗鬆症(I型コラーゲン架橋Nテロペプチド)[尿]NTx骨粗鬆症(I型コラーゲン架橋Nテロペプチド)[血清]TRACP-5b定量(骨型酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ)ucOC(低カルボキシル化オステオカルシン)骨型アルカリホスファターゼ(BAP)
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 117 判断料区分 生化学的検査(I)