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項目コード 3942 統一コード 5C134
項目名 尿中IV型コラーゲン 別名
検査案内 1ページ 
検体必要量 尿5.0mL
保存条件 冷蔵
備考:早朝起床時第一尿を紙コップに採取し、付属のスポイトで専用容器の表示ラインまで尿を加え、よく混和し冷蔵にてご提出下さい。随時尿参考基準値:7.3以下
検査方法 EIA法
所要日数 4~10日
基準値(男) 40歳以上:4.9以下 30歳代:4.0以下 随時尿:7.3以下  [μg/g・cre]
基準値(女) 40歳以上:4.9以下 30歳代:4.0以下 随時尿:7.3以下  [μg/g・cre]
臨床的意義
IV型コラーゲン分子(CL-IV)は、基底膜の主要な構成成分として種々の組織に存在し、腎臓、胎盤などの血管の豊富な組織に多く存在しています。CL-IVは細胞の支持機能や外界からの隔壁機能を基底膜に付与すると考えられています。腎臓では糸球体基底膜やメサンギウム領域にCL-IVの存在が認められています。糖尿病性腎症は糖尿病の合併症である細小血管症の1つであり、糖尿病性腎症の早期で、既に糸球体基底膜肥厚、メサンギウム領域の拡大、尿細管間質肥厚という特徴のある病理学的病変が認められています。これら病変部では、またCL-IVの産生増加が認められています。CL-IVは尿中に排泄され、その量は糖尿病性腎症における腎臓の障害の程度(糸球体病変、尿細管病変)を反映することが示されました。また、その量は糖尿病性腎症第一期から有意に増加し、病気の進行とともにさらに有意に増大します。この様に尿中IV型コラーゲンを測定することは、早期糖尿病性腎症の指標として、病気分類第一期で腎障害の有無を判定する際の参考となります。
主な疾患 糖尿病性腎症
関連項目 NAG活性(N-アセチル-β-Dグルコサミニダーゼ)[尿]トランスフェリン(Tf)[尿]β2-マイクログロブリン(β2MG,BMG)[尿]
容器
 [77] 尿中IV型コラーゲン容器
添加剤 1.5M-Tris-HCL入り容器
保存方法 室温で1年間
採取量 採取量5.0ml
主な検査項目 尿中IV型コラーゲン

実施料 184 判断料区分 尿・糞便等検査