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項目コード
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2424 |
統一コード
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3J075 |
項目名
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δ-アミノレブリン酸 |
別名
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D-ALA法,δ-ALA法 |
検査案内
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15ページ
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検体必要量
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尿1.0mL |
保存条件
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必ず遮光冷蔵 |
備考:ガラス容器は使用不可。鉛健康診断の場合は基準値・別記を参照。 |
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検査方法
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HPLC法 |
所要日数
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3~5日 |
基準値(男)
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  [mg/L]  << 別記 >> |
基準値(女)
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  [mg/L]  << 別記 >> |
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臨床的意義
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ポルフィリン症の鑑別診断及び鉛摂取量を調べる検査。土壌構成物質でもある鉛は、毎日摂取している動植物、魚介類などに含まれている。平均で300μg(μg:100万分の1g)程度の鉛を飲食物、大気、水などより毎日摂取し続けていることになる。また、鉛は肺と消化管を通して吸収されるが、全ての鉛が体の中に吸収されるのではなく、排泄も行なわれている。δ-ALAはポルフォビリノ-ゲンの前駆物質であり、グリシンとサクシニル-CoAからδ-ALA合成酵素によって合成される。この経路には、骨髄中の赤芽球と肝ミトコンドリアの存在が必須の条件で、鉛によってミトコンドリアを残している好塩基点赤血球、網赤血球の増加が認められる。これによってこの経路の異常亢進が起こる。その結果、δ-ALAの血中、尿中濃度が増加する。各種ポルフィリン症の診断、あるいは鉛作業に従事している人は、前述の体内摂取量と作業環境からの鉛暴露量を考慮しなければならない。鉛中毒規則により鉛暴露指標として尿中δ-ALA検査を行う。 |
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容器
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[14] 遮光容器
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添加剤
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遮光プラスチック容器
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保存方法
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室温
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採取量
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採尿量10.0ml
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主な検査項目
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ポルフォビリノーゲン(遮光)・ウロポルフィリン(遮光)・コプロポルフィリン(遮光)・δ‐アミノレブリン酸(D-ALA.δ-ALA)・尿蛋白分画・尿中免疫電気泳動・
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