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項目コード 4059 統一コード 3K120
項目名 カドミウム 別名 Cd
検査案内 18ページ 
検体必要量 血液0.5mL
保存条件 冷蔵
備考:抗凝固剤:ヘパリン。速やかに出検して下さい。
検査方法 原子吸光法
所要日数 7~12日
基準値(男) 0.5以下  [μg/dL]
基準値(女) 0.5以下  [μg/dL]
臨床的意義
カドミウムは、ニッケルや銅の合金、蓄電池の電極版、化合物の顔料、合成樹脂安定剤などの用途に使われています。これらのカドミウムを取り扱う作業者がヒュームまたは粉塵により経気道的または経口的に曝露すると、肺機能異常、腎機能異常、尿蛋白などの、中毒症状を発症します。厚生労働省により『特定化学物質等障害予防規則』において、カドミウムを扱う作業者は特定化学物質等健康診断で医師が必要と認めた場合には尿中カドミウムの測定も実施することになります。カドミウムの経気道吸収では、急性中毒症状で肺水腫を、慢性中毒症状では肺気腫がみられます。また、経口吸収では、腎障害がみられ、腎近位尿細管異常によって低分子蛋白、糖、アミノ酸が尿中に排泄されます。血中カドミウム検査は、現曝露の状態を反映する指標となります。
主な疾患 イタイイタイ病急性肺炎
関連項目 NAG活性(N-アセチル-β-Dグルコサミニダーゼ)[尿]β2-マイクログロブリン(β2MG,BMG)[尿]糖定量[蓄尿]総蛋白(TP)[尿]クロム(Cr)[血液]鉛(Pb)[血液]
容器
 [32] ヘパリン入り容器(2.0mL)※4.0mL.9.0mLは容器番号13参照
添加剤 ヘパリン入り真空採血管
保存方法 室温で1年6ヶ月
採取量 採血量2.0ml
主な検査項目 鉛・カドミウム・マンガン・クロム・水銀・ビタミンB2(遮光)・エタノール

実施料 0 判断料区分