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項目コード 4090 統一コード 3K125
項目名 マンガン 別名 Mn
検査案内 5ページ 
検体必要量 血液0.5mL
保存条件 冷蔵
備考:抗凝固剤:ヘパリン。速やかに出検して下さい。
検査方法 ICP-MS法
所要日数 6~11日
基準値(男) 0.4~2.0  [μg/dL]
基準値(女) 0.4~2.0  [μg/dL]
臨床的意義
マンガンは、生体において必須金属元素であり、骨格、膵臓、腎臓、肝臓に存在しています。体内には微量しか存在しておらず、大量に摂取すると中毒症状をおこし、脳障害を引き起こすことがあります。また、マンガンは、ステンレス鋼、マンガン鋼の原料、電池などに利用され、これらのマンガンを取り扱う作業者に対して、厚生労働省により『特定化学物質等障害予防規則』において、医師が必要と認めるときに、尿中または血液中のマンガン濃度を測定することになっています。マンガンを扱う作業者がヒュームや粉塵のかたちで曝露すると、精神障害(パーキンソン病),神経障害を起こします。また、マンガン摂取不足による欠乏状態では、骨粗鬆症や糖尿病、運動障害などがみられます。血液中、尿中のマンガン濃度測定では職業的・連続曝露の有無がわかり、血清中のマンガン濃度測定では、腎機能の異常の有無がわかります。ヒトでの欠乏症は経静脈高カロリー輸液療法(IVH)などによる摂取で報告されています。
主な疾患 パーキンソン症候群マンガン中毒骨粗鬆症腎不全糖尿病尿毒症
関連項目 血清鉄(Fe)銅(Cu)[血清]亜鉛(Zn)[血清]セレン(Se)[血液]鉛(Pb)[血液]カドミウム(Cd)[血液]
容器
 [32] ヘパリン入り容器(2.0mL)※4.0mL.9.0mLは容器番号13参照
添加剤 ヘパリン入り真空採血管
保存方法 室温で1年6ヶ月
採取量 採血量2.0ml
主な検査項目 鉛・カドミウム・マンガン・クロム・水銀・ビタミンB2(遮光)・エタノール

実施料 27 判断料区分 生化学的検査(I)