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項目コード 4131 統一コード 3K125
項目名 マンガン 別名 Mn
検査案内 5ページ 
検体必要量 尿0.5mL
保存条件 冷蔵
備考:金属分析専用容器を使用して下さい。
検査方法 ICP-MS法
所要日数 6~11日
基準値(男) 2.0未満  [μg/L]
基準値(女) 2.0未満  [μg/L]
臨床的意義
マンガンは、生体において必須金属元素であり、骨格、膵臓、腎臓、肝臓に存在しています。体内には微量しか存在しておらず、大量に摂取すると中毒症状をおこし、脳障害を引き起こすことがあります。また、マンガンは、ステンレス鋼、マンガン鋼の原料、電池などに利用され、これらのマンガンを取り扱う作業者に対して、厚生労働省により『特定化学物質等障害予防規則』において、医師が必要と認めるときに、尿中または血液中のマンガン濃度を測定することになっています。マンガンを扱う作業者がヒュームや粉塵のかたちで曝露すると、精神障害(パーキンソン病),神経障害を起こします。また、マンガン摂取不足による欠乏状態では、骨粗鬆症や糖尿病、運動障害などがみられます。血液中、尿中のマンガン濃度測定では職業的・連続曝露の有無がわかり、血清中のマンガン濃度測定では、腎機能の異常の有無がわかります。尿中マンガン濃度は恒常的な曝露の指標として測定されます。
主な疾患 パーキンソン症候群マンガン中毒骨粗鬆症腎不全糖尿病尿毒症
関連項目 マンガン(Mn)[血清]
容器
 [33] 金属容器
添加剤 酸洗浄済のポリスピッツ
保存方法 室温で3年間
採取量 採取量10.0ml
主な検査項目 セレン・ニッケル・マンガン・尿中亜鉛・尿中鉄・尿中鉛・尿中水銀・尿中マンガン・尿中クロム・尿中カドミウム

実施料 27 判断料区分 生化学的検査(I)