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項目コード 4076 統一コード 4B035
項目名 遊離サイロキシン 別名 FT4,FreeT4
検査案内 20ページ 
検体必要量 血清0.5mL
保存条件 冷蔵
備考:
検査方法 ECLIA法
所要日数 2~3日
基準値(男) 0.90~1.70  [ng/dL]
基準値(女) 0.90~1.70  [ng/dL]
臨床的意義
99.95%以上の血中T4は、主としてサイロキシン結合グロブリン(TBG)に結合しており、また他にはアルブミン、プレアルブミンに可逆的に結合している。残りのT4はこれら結合蛋白には結合せず、血中では遊離した状態にある。総T4濃度のうち、この非結合画分が遊離型サイロキシン(FT4)である。一般的にFT4値は、ネガティブ・フィードバック機構により一定に維持されるが、T4及び結合蛋白量は、正常妊娠、先天性TBG欠損症、及びステロイド治療のようなある条件下においては変化を示す。TSHはT4産生を制御するので、甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症にみられるように視床下部ー下垂体系の機能不全は、異常なT4及びFT4値を生じる。しかし、結合蛋白量は一定に保たれる。
主な疾患 バセドウ病亜急性甲状腺炎橋本病甲状腺機能低下症甲状腺機能亢進症動脈硬化症無痛性甲状腺炎
関連項目 TSH(甲状腺刺激ホルモン)[血清]総サイロキシン(T4)トリヨードサイロニン(T3)遊離トリヨードサイロニン(FT3,FreeT3)サイログロブリン(THG,Tg)抗サイログロブリン抗体(甲状腺自己抗体精密測定,Tg-Ab)サイロキシン結合グロブリン(TBG)
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 121 判断料区分 生化学的検査(II)