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項目コード
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4510 |
統一コード
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4B040 |
項目名
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サイログロブリン |
別名
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THG,Tg |
検査案内
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20ページ
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検体必要量
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血清0.5mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考: |
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検査方法
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ECLIA法 |
所要日数
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2~4日 |
基準値(男)
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33.70以下  [ng/mL] |
基準値(女)
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33.70以下  [ng/mL] |
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臨床的意義
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サイログロブリン(Thyroglobulin,Tg)は甲状腺に特異的な分子量約66万の糖蛋白で、甲状腺可溶性蛋白の60~80%を占める甲状腺ろ胞内コロイドの主要成分であり、甲状腺組織内では甲状腺ホルモンの合成、貯蔵及び分泌に重要な役割を果たしている。サイログロブリンの血中濃度が高値を示す甲状腺疾患には、甲状腺分化癌、甲状腺腫、バセドウ病、亜急性甲状腺炎などがある。甲状腺分化癌については、甲状腺全摘出後に転移を認めなかった全症例で、サイログロブリン値は正常域か極めて低値にまで下降したが、転移を認めた症例では術後の血中濃度にほとんど変動がなく高値のままであったとの報告も少なくない。このことは甲状腺分化癌の補助的診断ならびに術後経過の観察にサイログロブリンの測定が優れた臨床的有用性を示すものであり、また画像診断との組合せにより結節性甲状腺腫の術前診断や良性の甲状腺疾患と悪性腫瘍とを鑑別する可能性も示唆されている。また、バセドウ病の抗甲状腺剤投与の症例の経過観察にも応用されている。 |
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容器
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[01] 分離剤入り容器
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添加剤
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分離剤入り真空採血管
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保存方法
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室温で1年間
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採取量
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採血量8.5ml
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主な検査項目
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生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他
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