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項目コード
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5639 |
統一コード
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4E021 |
項目名
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遊離カテコールアミン3分画 |
別名
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検査案内
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24ページ
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検体必要量
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酸性蓄尿5.0mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考:6N塩酸20ml(小児は5~10ml)を加え冷所蓄尿、よく混和後尿量測定し所定量をご提出下さい。酸性蓄尿されていないものは測定しても臨床的に無意味になってしまいますから、必ず酸性蓄尿(pH1.0~3.0)して下さい。 |
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検査方法
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HPLC法 |
所要日数
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4~6日 |
基準値(男)
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アドレナリン(AD):1~14 ノルアドレナリン(NAD):10~41 ドーパミン(DA):120~310  [μg/day] |
基準値(女)
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アドレナリン(AD):1~14 ノルアドレナリン(NAD):10~41 ドーパミン(DA):120~310  [μg/day] |
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臨床的意義
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カテコールアミンは、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの3種の総称で、交感神経および、副腎髄質系のクロム親和性細胞で合成される生理活性アミンです。アドレナリンは副腎髄質ホルモンとして、心拍数増加、血管拡張などのβ作用を有し、ノルアドレナリンは末梢血管収縮、血圧上昇などのα作用を有し、神経伝達物質として重要な役割を果たしており、ドーパミンはアドレナリン・ノルアドレナリンの前駆体物質であると共に独自の生理作用も有しています。カテコールアミンは肝で代謝され、約10%はそのままのかたちで、約8%はメタネフリン・ノルメタネフリンとして、残り90%はバニリルマンデル酸となって尿中に排泄されます。分泌は安静時に少なく、各種ストレスによって容易に亢進するため、基礎値測定には安静時の検体採取が重要です。カテコールアミンは律動的に分泌されるため、遊離型である血中カテコールアミンは局在診断として有用で、尿中カテコールアミンは、遊離型と抱合型の総カテコールアミンであり、1日の分泌状態を平均して検出でき、交感神経由来の神経芽細胞腫や、副腎髄質由来の褐色細胞腫の診断・治療効果の判定に用いられます。 |
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容器
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[16] 尿容器
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添加剤
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プラスチック容器
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保存方法
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室温で3年間
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採取量
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採尿量10.0ml
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主な検査項目
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馬尿酸・メチル馬尿酸・マンデル酸・N-メチルホルムアミド・スチレン代謝物・2,5ヘキサンジオン・三塩化酢酸・総三塩化物・尿中カテコールアミン3分画・遊離カテコールアミン3分画・VMA定量・メタネフリン2分画・HVA・5-HIAA・C-ペプチド・アルドステロン・遊離コルチゾール・hCG・C-AMP・尿アルブミン・BUN・UA・尿蛋白定量・尿糖定量・CRE・クレアチン・アミノ酸分画・乱用薬物スクリーニング・VMA定性・Na・K・CL・Ca・IP・Mg・シュウ酸・NAG活性・β2マイクログロブリン・デオキシビリジノリン・NTx(尿)・尿中レジオネラ抗原・尿中肺炎球菌夾膜抗原・細胞診・L-FABP
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