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項目コード 4034 統一コード 4F080
項目名 hCG 別名 HCG,ヒト絨毛性ゴナドトロピン,hCG定量精密測定
検査案内 29ページ 
検体必要量 血清0.5mL
保存条件 冷蔵
備考:妊娠の有無、妊娠週数を必ず記入して下さい。
過去のお知らせは以下参照。
検査内容変更(2022年7月1日(金)受付分より)____【SMSNo.2022-16】  
検査方法 ECLIA法
所要日数 2~4日
基準値(男)   [mIU/mL]  << 別記 >>
基準値(女)   [mIU/mL]  << 別記 >>
臨床的意義
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)は、分子量約36700ダルトンの糖蛋白です。hCGは受精した卵子が子宮壁に着床した直後、胎盤の栄養芽細胞により分泌されます。血清中のhCGは、妊娠すると急激に上昇するので、妊娠を早期に確認したり、モニタリングする上で優れたマーカーとなります。生理学的に、hCGは黄体を維持すると考えられており、これにより子宮内膜を維持するプロゲステロンやエストロゲンの合成が可能になります。合併症を伴わない場合、妊娠が進行すると、胎盤はこれらのホルモンを産生し、hCGの血清値がピークに達した後下降し、安定します。hCGは合併症を伴わない正常な妊婦の血清内で、完全な分子として循環します。しかし、サブユニットは急速に分解され、腎臓で排出されます。胎盤ホルモンであるhCGは、黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)及びヒト甲状腺刺激ホルモン(hTSH)に類似しています。これらは全てαとβと呼ばれる2種類の異なったサブユニットからなる糖蛋白です。これら糖蛋白のαサブユニットは非常に類似していますが、対照的にβサブユニットの部分は、生物学的、免疫学的特異性を有しています。hCGとLHのβサブユニットは、アミノ酸配列にかなりの相同性を有していますが、hCGのβサブユニットに特異的なアミノ酸配列は、免疫化学的な特異性に寄与しています。血清中βhCGの定量的な高感度測定は、自然流産を予測する上で有用であり、子宮外妊娠や多胎妊娠を検出するのに役立つことが明らかにされています。
主な疾患 子宮外妊娠切迫早産繊毛癌早産妊娠胞状奇胎流産
関連項目 総エストロゲン(妊婦)(総エストロジェン)遊離HCG-β(hCG-βサブユニット)[血清]HPL(hPL,ヒト胎盤性ラクトーゲン)
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 130 判断料区分 生化学的検査(II)