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項目コード 4199 統一コード 4F090
項目名 遊離HCG-β 別名 hCG-βサブユニット
検査案内 29ページ 
検体必要量 血清0.3mL
保存条件 冷蔵
備考:妊娠の有無、妊娠週数を必ず記入して下さい。本検査は、遊離型のHCG-βのみ測定します。(LHとの交差反応は認められません。)                         過去のお知らせは以下参照。
検査内容変更(2023年7月1日(土)受付分より)____【SMSNo.2023-20】
検査内容変更(2022年4月28日(木)受付分より)____【SMSNo.2022-12】  
検査方法 CLIA法
所要日数 3~4日
基準値(男) 1.00未満  [ng/mL]
基準値(女) 1.00未満  [ng/mL]
臨床的意義
絨毛組織および胎盤から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピンhCG(human chorionic gonadotropin)は2つのサブユニット(α、β)の非共有結合からなる糖蛋白ホルモン(分子量38,000)である。αーサブユニットはLH,FSH,TSHとほぼ同一の構造を有するが、βーサブユニットはhCGに特有である。βーサブユニットの分子量は23,000でペプチド部分が16,000を占め、147個のアミノ酸から構成されている。N末端側はヒト、ブタ、ウシ、ヒツジのβーLHとよく似たアミノ酸配列をとるが、C末端から30個のアミノ酸はこれらβーLHには含まれておらず、hCGとLHの抗原性の差はこの部分にある。したがってhCGのβーサブユニット(hCGβ分画)を測定すれば、LHの干渉をほとんど受けずより特異的にhCGが測定できる。また、βhCGの研究が進むにつれて、α鎖と結合していない遊離のβhCG分画(free βhCG)の測定が注目され、睾丸腫瘍、流産、子宮外妊娠、絨毛癌、胞状奇胎、異所性βhCG産生腫瘍、ダウン症候群などでの重要性が示唆されている。
主な疾患 子宮外妊娠切迫早産繊毛癌早産
関連項目 hCG(HCG,ヒト絨毛性ゴナドトロピン,hCG定量精密測定)[血清]
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 129 判断料区分 生化学的検査(II)