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項目コード 4072 統一コード 3L320
項目名 リチウム 別名
検査案内 35ページ 
検体必要量 血清0.5mL
保存条件 冷蔵
備考:リーマス、リチオマール(リチウムとして測定)
採血時刻:最終投与12時間後又はトラフ
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。
検査方法 電極法
所要日数 2~5日
基準値(男) 有効治療濃度:0.60~1.20  [mEq/L]
基準値(女) 有効治療濃度:0.60~1.20  [mEq/L]
臨床的意義
炭酸リチウムは、躁病および躁うつ病の躁状態のときに使用される治療薬です。健康成人において、経口投与後、胃および腸にて吸収され、約3時間で最高濃度に達し、その半減期は約15時間であり、その後、腎より尿中に排泄されます。血中濃度を増加させる要因として、利尿薬との併用で腎臓におけるリチウムの再吸収が促進されるため。また、血中濃度を低下させる要因としては、テオフィリンや重曹などとの併用が考えられる。リチウム投与の血中濃度を知ることにより、個人別に薬物動態の評価や至適投与量の設定が可能。また個々の患者の病態に合わせた治療計画が立てられます。ただし、腎疾患を有する患者や老年者では頻回のモニタリングをしていくことが望ましい。てんかんなどの脳波異常のある患者、重篤な心疾患の患者、腎障害のある患者、妊婦などへの使用は禁忌です。
主な疾患 躁病
関連項目 ハロペリドールブロムペリドール
容器
 [02] プレイン容器
添加剤 プレイン真空採血管
保存方法 室温で1年6ヶ月
採取量 採血量4.0ml、9.0ml
主な検査項目 血中薬物・プロゲステロン・エストラジオール(E2)・アセトン・BFP・不規則性抗体(9.0mLをご使用下さい)・その他

実施料 470 判断料区分 特定薬剤治療管理