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項目コード 3900 統一コード 3M613
項目名 アルベカシン 別名
検査案内 36ページ 
検体必要量 血清0.3mL
保存条件 冷蔵
備考:ハベカシン,ブルバトシン
採血時刻
筋注:投与後30分
点滴静注:終了直後(ピーク)及びトラフ
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。
検査方法 LA法
所要日数 3~4日
基準値(男) 有効治療濃度 peak:15~20
副作用発現域trough:1~2未満  [μg/mL]
基準値(女) 有効治療濃度 peak:15~20
副作用発現域trough:1~2未満  [μg/mL]
臨床的意義
アルベカシンは、微生物化学研究所の梅沢らによって新たに合成され、明治製菓株式会社で開発されたアミノ配糖体系抗生物質です。その作用は、グラム陽性菌およびグラム陰性菌に対し幅広い抗菌作用を示し、かつ殺菌的であり、特にメチシリン・セフェム耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の産生する不活化酵素に安定なことから、MRSAには優れた抗菌力を有しています。アミノ配糖体系抗生物質は、一般に、血中の有効治療濃度と副作用を生じる中毒発現濃度との範囲が接近しており、患者個人個人の血中濃度は年齢、腎機能等により影響を受けることから、治療に際してはその血中濃度の測定が必要とされている薬剤です。アルベカシンについても、他のアミノ配糖体系抗生物質と同様に、血中濃度が上昇すると毒性(腎毒性、聴器毒性)が認められているため、その毒性を抑え十分治療効果を得るためには、血中濃度の測定が必要とされています。
主な疾患 敗血症肺炎
関連項目 ゲンタマイシンアミカシン
容器
 [02] プレイン容器
添加剤 プレイン真空採血管
保存方法 室温で1年6ヶ月
採取量 採血量4.0ml、9.0ml
主な検査項目 血中薬物・プロゲステロン・エストラジオール(E2)・アセトン・BFP・不規則性抗体(9.0mLをご使用下さい)・その他

実施料 470 判断料区分 特定薬剤治療管理