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項目コード
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5659 |
統一コード
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3M530 |
項目名
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バンコマイシン |
別名
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検査案内
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37ページ
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検体必要量
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血清0.3mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考:塩酸バンコマイシン
採血時刻:トラフ及び点滴終了後1~2時間(ピーク)
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。 |
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検査方法
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LA法 |
所要日数
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3~4日 |
基準値(男)
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trough:10~15  [μg/mL] |
基準値(女)
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trough:10~15  [μg/mL] |
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臨床的意義
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バンコマイシンは、Streptomyces orientalisから発見したグリコペプチド系抗生物質で、ブドウ球菌、連鎖球菌、肺炎球菌、クロストリジウム等に抗菌活性を示します。その作用は、細菌の細胞壁合成阻害、細胞膜の変性、RNA合成阻害等であり、殺菌的です。米国では、静脈内投与により、ペニシリン及びセフェム系抗生物質が無効またはアレルギーのなどのため使用できない患者、他剤耐性のブドウ球菌性の重症感染症に使用されています。また、経口投与により、クロストリジウム ディフィシレによる偽膜性大腸炎の治療に、また、骨髄移植時の消化管内殺菌に、極度の免疫低下時の感染予防のために使用されています。しかし、静注により、耳鳴、難聴等の第8脳神経障害、腎障害、一過性の顆粒球減少、好酸球増多が現れたとの報告があることから、腎疾患のある患者では注意して使用すべきであると言われています。特に、他の神経毒または腎毒性を有する抗生物質と併用投与、または連続投与している場合には、注意深く血中濃度を測定する必要があると言われています。 |
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容器
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[02] プレイン容器
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添加剤
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プレイン真空採血管
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保存方法
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室温で1年6ヶ月
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採取量
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採血量4.0ml、9.0ml
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主な検査項目
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血中薬物・プロゲステロン・エストラジオール(E2)・アセトン・BFP・不規則性抗体(9.0mLをご使用下さい)・その他
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