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項目コード
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3944 |
統一コード
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3L899 |
項目名
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ピルメノール |
別名
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検査案内
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37ページ
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検体必要量
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血漿0.5mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考:抗凝固剤:ヘパリン。
ピメノール:最小有効血中濃度は0.40μg/ml前後と推定されています。
採血時刻:トラフ
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。 |
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検査方法
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LC-MS/MS法 |
所要日数
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4~7日 |
基準値(男)
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未設定  [μg/mL] |
基準値(女)
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未設定  [μg/mL] |
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臨床的意義
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不整脈は一般に頻脈性不整脈と徐脈性不整脈に大別されます。そして、ピルメノールは頻脈性不整脈(心室性)に有効な抗不整脈剤です。Naチャネルに作用し、Naの細胞内急速流入を遅らせることにより、刺激伝導速度を遅らせ、不整脈を抑制します。 Vaughan Williamsの不整脈薬分類によると抗不整脈剤は I からIVに分類されてます。そして、更に、 I は抗不整脈剤の電気生理学作用によりa、b、cに分類されます。ピルメノールは I aに属し、Naチャネル抑制と、APD(活動電位持続時間)延長作用を持ちます。同じカテゴリーに入る薬剤には他にキニジン、ジソピラミド、プロカインアミド、シベンゾリンなどがあります。 排泄経路は主に尿中で、投与後48時間で17~25%が未変化体として排泄されます。本剤は腎排泄性の薬剤であるため、腎機能が低下している患者では半減期や血中濃度が延長する可能性があります。たとえば腎機能正常例に対し軽度~中等度障害(クレアチニンクリアランス、≧30、<70)の場合は、半減期及び血中濃度下面積がそれぞれ約1.5倍、約2倍に延長し、重度障害(クレアチニンクリアランス、<30)ではそれぞれ約1.5倍、約3倍に延長・増大するとされています。したがって、このような症例では血中薬物濃度を適宜測定し、患者ごとに投与量を調節する必要が生じてきます。血中半減期:健康成人に50、100、200mgを経口投与した場合、いずれの投与量でも1.2~1.5時間で最高血中濃度に達し、半減期は約7~11時間と報告されています。副作用:重大なものとして心不全、心室細動、心室頻拍(Torsades de pointeを含む)、失神などが報告されているほか、便秘、胃部不快感、排尿困難、頭痛などが記載されている。禁忌として、高度の房室ブロック、洞房ブロックのある患者、鬱血性心不全のある患者、緑内障、尿貯留傾向のある患者には投与を行いません。採血時期は次回投与直前に行います。 |
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容器
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[13] ヘパリン容器
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添加剤
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ヘパリン入り真空採血管
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保存方法
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室温で1年6ヶ月
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採取量
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採血量4.0ml・9.0ml
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主な検査項目
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リポ蛋白リパーゼ(LPL)・γ‐アミノ酪酸・アミオダロン・塩酸ピルジカイニド・ウロポルフィリン(遮光)・プロトポルフィリン定量(遮光)・プレセプシン・T-SPOT.TB
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