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項目コード
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4171 |
統一コード
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3M725 |
項目名
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メトトレキサート |
別名
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検査案内
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37ページ
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検体必要量
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血清0.3mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考:メソトレキセート
採血時刻:ロイコボリン救援療法時
24,48,72時間後
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。 |
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検査方法
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EIA法 |
所要日数
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3~4日 |
基準値(男)
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中毒域(大量投与時) 24h後:10以上 48h後:1以上 72h後:0.1以上  [μmoL/L] |
基準値(女)
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中毒域(大量投与時) 24h後:10以上 48h後:1以上 72h後:0.1以上  [μmoL/L] |
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臨床的意義
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メトトレキセートは葉酸代謝拮抗剤であり、抗癌剤の一種で、女性の絨毛上皮癌、非転移性の栄養細胞層腫瘍および小児急性リンパ芽性白血病に最も有効とされています。メトトレキセートは葉酸類似構造を有し、葉酸からテトラヒドロ葉酸への還元過程を阻害することから、核酸とプリンの生合成を阻止し、細胞の増殖を抑制し、抗腫瘍作用を現すとされています。しかし、その反面、正常細胞、組織にも作用し、その結果として骨髄抑制、腎障害、消化器障害、肝障害、免疫抑制などの副作用があるとされています。近年、通常のメトトレキセート療法では効果の認められなかった肉腫等に対する治療法として、大量のメトトレキセートを投与し、抗葉酸代謝拮抗剤(メトトレキセートの拮抗剤であるシトロボロン ファクター)を併用投与する方法、すなわち、大量メトトレキセート-シトロボロン ファクター救援療法が開発され、肉腫、急性白血病、悪性リンパ腫の治療に効果が認められています。大量メトトレキセート-シトロボロン ファクター救援療法は臨床効果が著しい反面、致死的な副作用が報告され、この副作用の発現を早く予知し、患者個人個人について適切な治療を行うために、血中メトトレキセート濃度の測定を行いながら実施することが必須とされています。この療法において、メトトレキセート投与後、24、48、72時間の血中濃度を測定し、治療方針を検討することとされていますが、特に72時間値が重視されています。 |
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容器
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[02] プレイン容器
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添加剤
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プレイン真空採血管
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保存方法
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室温で1年6ヶ月
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採取量
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採血量4.0ml、9.0ml
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主な検査項目
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血中薬物・プロゲステロン・エストラジオール(E2)・アセトン・BFP・不規則性抗体(9.0mLをご使用下さい)・その他
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