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項目コード 6144 統一コード 2B440
項目名 第XIII因子(抗原量) 別名 F13
検査案内 42ページ 
検体必要量 血漿0.3mL
保存条件 必ず凍結
備考:抗凝固剤:3.2%クエン酸Na。抗凝固剤入り専用容器に血液1.8mlを入れ、よく混和後血漿分離し、凍結保存する。必ず血漿分離の上ご提出下さい。単独検体で速やかにご提出下さい。溶血不可。
検査方法 LA法
所要日数 3~4日
基準値(男) 70~140  [%]
基準値(女) 70~140  [%]
臨床的意義
血液凝固第VIII因子(FVIII)はフィブリン安定化因子ともよばれているトランスグルタミナーゼで、フィブリンのγ鎖間、α鎖間に架橋をもたらし、安定なフィブリン塊を形成する作用を有しています。また、FVIIIはフィブリン以外にもフィブロネクチン、コラーゲン、α2-プラスミンインヒビターなど数多くの基質に作用することから、止血作用に働くばかりでなく、線溶、創傷治癒などに大きな影響を及ぼしていることが推測されています。FVIIIの先天性欠乏症は、臍帯出血、創傷治癒不全、深部出血などの出血傾向を主徴とする疾患を引き起こし、後天的欠乏症は、DIC、重症肝障害、悪性腫瘍、白血病、大手術後などにみられることから、FVIIIの測定意義が認められています。また、FVIIIの低下した症例ではFVIII製剤による治療も行われており、これらの症例における経過観察にも応用されています。
主な疾患 重症肝疾患先天性第XIII因子欠乏症播種性血管内凝固症候群(DIC)白血病
関連項目 プロトロンビン時間(PT)活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)第II因子凝固活性(F2)第V因子凝固活性(F5)第VII因子凝固活性(F7)第VIII因子凝固活性(F8)第IX因子凝固活性(F9)第X因子凝固活性(F10)第XI因子凝固活性(F11)第XII因子凝固活性(F12)
容器
 [06] 凝固系容器
添加剤 3.2%クエン酸Na入り真空採血管
保存方法 室温・有効期限表示(アルミ包装開封後は1ヶ月以内でご使用下さい。)
採取量 採血量1.8ml
主な検査項目 プロトロンビン時間(PT)・活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)・フィブリノーゲン・第8因子インヒビター定量・第9因子インヒビター定量・凝固因子活性検査・第13因子(抗原量)・フォンウィルブランド因子活性・フォンウィルブランド因子定量・HIT抗体・ループスアンチコアグラント・プラスミノーゲン・アンチプラスミン(α2プラスミンインヒビター)・アンチトロンビン3(AT-3)活性値・可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)・フィブリンモノマー複合体定量・プラスミノーゲン活性・プラスミンα2.プラスミンインヒビター複合体・プロテインC活性・プロテインC抗原量・プロテインS(活性.抗原量.遊離型)・Dダイマー・C1インアクチベーター活性・トロンビン.アンチトロンビン3複合体(TAT)・FDP血液・ビタミンK分画

実施料 223 判断料区分 血液学的検査