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項目コード 6010 統一コード 2B100
項目名 フィブリノーゲン 別名 Fib
検査案内 42ページ 
検体必要量 血漿0.5mL
保存条件 凍結
備考:抗凝固剤:3.2%クエン酸Na。抗凝固剤入り専用容器に血液1.8mlを入れ、よく混和後血漿分離し、凍結保存する。必ず血漿分離の上ご提出下さい。単独検体で速やかにご提出下さい。溶血不可。
検査方法 光散乱検出法
所要日数 1~2日
基準値(男) 150~400  [mg/dL]
基準値(女) 150~400  [mg/dL]
臨床的意義
フィブリノーゲンは血液凝固機序で重要な役割を持つ第I因子として古くから知られている分子量約334000の血漿蛋白です。その止血機構としては、まずトロンビンによる水解反応でフィブリノーゲンはフィブリンモノマーとフィブリノペプタイドA,Bに分解され、次にこのフィブリンモノマーは重合してフィブリンポリマーとなり、更にフィブリン安定化因子(第XIII因子)とカルシウムイオンの作用によってクロスリンクされ、フィブリンクロットを形成し凝固が完了します。フィブリノーゲンの定量には秤量法やフェノール試薬による比色法、塩析による沈殿法、更に抗フィブリノーゲン血清を用いる免疫拡散法やトロンビンによるトロンビン時間法などがあります。この中でもトロンビン時間法はフィブリノーゲンの凝固活性をよく反映しているものとして知られています。
主な疾患 ネフローゼ症候群感染症重症肝疾患心筋梗塞播種性血管内凝固症候群(DIC)慢性肝炎
関連項目 プロトロンビン時間(PT)トロンボテスト(TT)活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)ヘパプラスチンテスト(HP)第II因子凝固活性(F2)第V因子凝固活性(F5)第VII因子凝固活性(F7)第VIII因子凝固活性(F8)第IX因子凝固活性(F9)第X因子凝固活性(F10)第XI因子凝固活性(F11)第XII因子凝固活性(F12)第XIII因子(抗原量)(F13)
容器
 [06] 凝固系容器
添加剤 3.2%クエン酸Na入り真空採血管
保存方法 室温・有効期限表示(アルミ包装開封後は1ヶ月以内でご使用下さい。)
採取量 採血量1.8ml
主な検査項目 プロトロンビン時間(PT)・活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)・フィブリノーゲン・第8因子インヒビター定量・第9因子インヒビター定量・凝固因子活性検査・第13因子(抗原量)・フォンウィルブランド因子活性・フォンウィルブランド因子定量・HIT抗体・ループスアンチコアグラント・プラスミノーゲン・アンチプラスミン(α2プラスミンインヒビター)・アンチトロンビン3(AT-3)活性値・可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)・フィブリンモノマー複合体定量・プラスミノーゲン活性・プラスミンα2.プラスミンインヒビター複合体・プロテインC活性・プロテインC抗原量・プロテインS(活性.抗原量.遊離型)・Dダイマー・C1インアクチベーター活性・トロンビン.アンチトロンビン3複合体(TAT)・FDP血液・ビタミンK分画

実施料 23 判断料区分 血液学的検査