トップページ
<< 検査項目詳細 >>
項目コード 5607 統一コード 2B711
項目名 プロテインS(遊離型抗原量) 別名
検査案内 43ページ 
検体必要量 血漿0.3mL
保存条件 必ず凍結
備考:抗凝固剤:3.2%クエン酸Na。専用容器に血液1.8mlを正確に入れ、全量を2ml(容器の線に合わせる)にしてよく混和後血漿分離し、必ず凍結保存する。凝固やフィブリン析出の場合は検査不可。
検査方法 LA法
所要日数 3~5日
基準値(男) 74~132  [%]
基準値(女) 60~127  [%]
臨床的意義
プロテインSは、1977年DiScipioにより初めて報告された分子量84,000のビタミンK依存性の血漿たん白質です。ヒト血漿よりプロトロンビン、第IV因子及び第X因子を精製する過程で発見されたこの血漿たん白質は、当時その機能は不明でした。しかし、その後プロテインSが活性化プロテインCの活性化第V因子や活性化第VIII因子の不活化を促進するコファクター活性を持つことが発見され、さらにプロテインSの先天性欠乏症において、血栓症が多発することが発見されるに至り、プロテインSが血液凝固制御因子として重要であることが判明しました。このプロテインSは、約60%が補体系制御因子であるC4b-BPに結合したPS活性を持たない形で存在し、残り40%がPS活性を持つフリープロテインSとして存在しています。
主な疾患 肝細胞障害先天性プロテインS欠乏症
関連項目 プロテインC活性組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)トータルPAI-1(プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1,tPA,PAI-1複合体)アンチトロンビンIII活性値(AT-III)トロンビン・アンチトロンビンIII複合体(TAT)プラスミンα2・プラスミンインヒビター複合体(α2PIC)
容器
 [06] 凝固系容器
添加剤 3.2%クエン酸Na入り真空採血管
保存方法 室温・有効期限表示(アルミ包装開封後は1ヶ月以内でご使用下さい。)
採取量 採血量1.8ml
主な検査項目 プロトロンビン時間(PT)・活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)・フィブリノーゲン・第8因子インヒビター定量・第9因子インヒビター定量・凝固因子活性検査・第13因子(抗原量)・フォンウィルブランド因子活性・フォンウィルブランド因子定量・HIT抗体・ループスアンチコアグラント・プラスミノーゲン・アンチプラスミン(α2プラスミンインヒビター)・アンチトロンビン3(AT-3)活性値・可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)・フィブリンモノマー複合体定量・プラスミノーゲン活性・プラスミンα2.プラスミンインヒビター複合体・プロテインC活性・プロテインC抗原量・プロテインS(活性.抗原量.遊離型)・Dダイマー・C1インアクチベーター活性・トロンビン.アンチトロンビン3複合体(TAT)・FDP血液・ビタミンK分画

実施料 154 判断料区分 血液学的検査