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項目コード 5238 統一コード 2B210
項目名 トロンビン・アンチトロンビンIII複合体 別名 TAT
検査案内 43ページ 
検体必要量 血漿0.5mL
保存条件 必ず凍結
備考:抗凝固剤:3.2%クエン酸Na。専用容器に血液1.8mlを正確に入れ、全量を2ml(容器の線に合わせる)にしてよく混和後血漿分離し、必ず凍結保存する。採血はスムーズに行い1時間以内に遠心分離。凝固やフィブリン析出の場合は検査不可。
検査方法 CLEIA法
所要日数 3~5日
基準値(男) 3.0以下  [ng/mL]
基準値(女) 3.0以下  [ng/mL]
臨床的意義
トロンビン・アンチトロンビンIII複合体を測定することの臨床的意義は、血栓性疾患の診断にある。血栓症の素因を持つ人や播種性血管内血液凝固症候群(DIC)の患者では、TAT濃度が上昇していることが知られている。また、TATの測定は次のような疾患群においても重要である。多重障害患者、肝機能障害、敗血症および子癇前症。悪性疾患の患者では、疾患の進展段階に関連してTATの濃度が上昇することが知られている。ヘパリンおよび線溶療法を受けている患者でもTATが上昇していることが知られている。
主な疾患 急性前骨髄性白血病術後心筋梗塞脳梗塞播種性血管内凝固症候群(DIC)敗血症
関連項目 Dダイマー(D-Dダイマー)アンチトロンビンIII活性値(AT-III)プロトロンビンフラグメントF1+2アンチプラスミン(α2プラスミンインヒビター)プラスミンα2・プラスミンインヒビター複合体(α2PIC)
容器
 [06] 凝固系容器
添加剤 3.2%クエン酸Na入り真空採血管
保存方法 室温・有効期限表示(アルミ包装開封後は1ヶ月以内でご使用下さい。)
採取量 採血量1.8ml
主な検査項目 プロトロンビン時間(PT)・活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)・フィブリノーゲン・第8因子インヒビター定量・第9因子インヒビター定量・凝固因子活性検査・第13因子(抗原量)・フォンウィルブランド因子活性・フォンウィルブランド因子定量・HIT抗体・ループスアンチコアグラント・プラスミノーゲン・アンチプラスミン(α2プラスミンインヒビター)・アンチトロンビン3(AT-3)活性値・可溶性フィブリンモノマー複合体(SFMC)・フィブリンモノマー複合体定量・プラスミノーゲン活性・プラスミンα2.プラスミンインヒビター複合体・プロテインC活性・プロテインC抗原量・プロテインS(活性.抗原量.遊離型)・Dダイマー・C1インアクチベーター活性・トロンビン.アンチトロンビン3複合体(TAT)・FDP血液・ビタミンK分画

実施料 171 判断料区分 血液学的検査