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項目コード
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5623 |
統一コード
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5E020 |
項目名
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クラミジア トラコマチス抗体 IgG&IgA |
別名
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検査案内
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47ページ
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検体必要量
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血清0.3mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考: |
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検査方法
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EIA法 |
所要日数
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2~4日 |
基準値(男)
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0.90未満  [Index]  << 別記 >> |
基準値(女)
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0.90未満  [Index]  << 別記 >> |
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臨床的意義
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クラミジア トラコマチス(Chlamydia trachomatis)感染症は、性感染症(STD)の一種で、近年その急激な広がりが問題になっております。STDの少なくとも半数はクラミジア トラコマチス感染症であるといわれております。泌尿器科領域においては、非淋菌性尿道炎の大半がクラミジア トラコマチスによるものであり、精巣上体炎や慢性前立腺炎などの原因となることが知られております。産婦人科領域では、子宮頚管炎、子宮内膜炎、骨盤内感染症(PID)、卵管炎などを惹起するため、流産、子宮外妊娠、不妊症の原因となることが知られております。また、妊婦が感染すると、産道感染により新生児に高率で感染し、封入体結膜炎や肺炎などの重篤な病状が現れる場合があります。女性患者の場合、自覚症状を欠くことが多いため感染源を断つことが非常に難しいといわれております。クラミジア トラコマチス感染症の診断は、患部ぬぐい液を試料とする抗原検査法と、血清を用いる抗体検査法があります。この抗体検査法には、検体試料採取の容易さと、患者に苦痛と不快感を与えず治療経過を観察できる利点があります。慢性前立腺炎や、精巣上体炎、骨盤内感染症、不妊症などのような抗原検査実施が不可能であったり、または困難である疾患では抗体検査法が有用で便利です。また、無症状で感染部位を特定しにくい場合にも、抗体検査は適しています。持続感染を引き起こすウイルス感染症と同様に、クラミジア感染症でもクラミジアの増殖が活発な時期と一致してIgA抗体の上昇が認められることが報告され、抗体測定の臨床的意義が注目されております。 |
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容器
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[01] 分離剤入り容器
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添加剤
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分離剤入り真空採血管
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保存方法
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室温で1年間
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採取量
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採血量8.5ml
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主な検査項目
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生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他
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