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項目コード 3312 統一コード 5F190
項目名 単純ヘルペス(CF) 別名 HSV
検査案内 55ページ 
検体必要量 血清0.5mL
保存条件 冷蔵
備考:急性期(発病2~7日)の結果と回復期(2~3週後)の結果を比較し、回復期の抗体価が急性期の結果の4倍以上に上昇した場合、血清学的に有意とみなします。血清は急性期の検体と回復期の検体の両方を1組にしてご依頼いただくことをお勧め致します。溶血血清では検査不能になる場合もありますのでご注意下さい。
検査方法 CF法
所要日数 3~6日
基準値(男) 4倍未満
基準値(女) 4倍未満
臨床的意義
単純ヘルペス(HSV)は1型と2型に分類される。1型の初感染は乳幼児期に起こり不顕性のことが多い。多く見られるのは歯肉口内炎で、ごく稀に重篤な合併症として角膜炎、脳炎、カポシ水痘様疹を起こすことがある。初感染のあと神経節に潜伏して疲労、ストレスなどにより再発性口唇ヘルペスとして発症を繰り返すことがある。2型は主に性交により初感染し、外陰膣炎を起こす。その後1型同様、神経節に潜伏し、妊娠などにより再活性化される。妊娠中の陰部ヘルペスは出産時に新生児に感染して重篤な病変を引き起こす。HSV感染症では大部分が不顕性感染ですでに抗体を保有している事が多い。単一時点での測定では新しい感染を判定できないことが多いのでペア血清で測定することが望ましい。CF法、NT法で急性期と回復期で4倍以上の抗体価の上昇があった場合に感染があったと診断される。抗体検査ではNT法によらなければ型判別はできない。
主な疾患 性行為感染症単純ヘルペスウイルス感染症
関連項目 単純ヘルペス1型(NT)(HSV)単純ヘルペス2型(NT)(HSV)単純ヘルペスIgG(FA)(HSV)単純ヘルペスIgM(FA)(HSV)単純ヘルペスIgG(EIA)(HSV)単純ヘルペスIgM(EIA)(HSV)単純ヘルペス特異抗原
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 79 判断料区分 免疫学的検査