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項目コード 3346 統一コード 5A090
項目名 IgE 別名 非特異的IgE,IgE-RIST,免疫グロブリン-E
検査案内 64ページ 
検体必要量 血清0.3mL
保存条件 冷蔵
備考:
検査方法 FEIA法
所要日数 2~3日
基準値(男) 170以下  [IU/mL]
基準値(女) 170以下  [IU/mL]
臨床的意義
免疫グロブリンEは(IgE)は、血清中に微量に存在する蛋白であり、通常は血清中の免疫グロブリン全体量の0.001%以下である。血清中のIgE濃度は、年齢によって異なり、通常1歳までの乳児は10IU/mL以下の濃度を示す。血清IgE濃度は幼小児期に上昇し、青年期で成人のレベルに達する。血清IgEの正常値は同じ年齢層の健常者群内でも広く分布している。IgEは、アレルギー反応の媒介物質であり、血清中IgEの測定は他の臨床的な指標とあわせてアトピー性疾患と非アトピー性疾患とを識別するのに有用である。アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアトピー性疾患では一般に血清IgEは上昇する。しかし、血清中のIgEが正常値の範囲であっても、IgEによるアレルギーを否定できない。幼児期における血清中IgEの測定は、アトピー素因保有の有無を制定するのに役立ち、将来のアレルギー疾患の発症の可能性を予測する。新生児~2歳までの幼児では、しばしばアトピー性アレルギー疾患の進行に伴って血清中のIgEが上昇する。しかし、アレルギー反応の重症度と血清中のIgE抗体の濃度の間に厳密な相関はない。血清中IgE濃度値は、寄生虫感染症、免疫不全、自己免疫疾患、Hodgkin病、気管支肺アスペルギルス症、IgE骨髄腫、Sezary症候群等のアレルギーに関係しない状態でも上昇することがある。
主な疾患 アトピー性皮膚炎アレルギー性気管支肺アスペルギルス症アレルギー性結膜炎花粉症気管支喘息膠原病
関連項目 ヒスタミン動物上皮(CAP-EX2)食物(CAP-FX5)穀物(CAP-FX6)イネ科(CAP-GX5)カビ(CAP-MX2)雑草(CAP-WX5)CAP-ファディアトープ(アトピー鑑別試験)
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 100 判断料区分 免疫学的検査