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項目コード 2863 統一コード 3B025
項目名 CKアイソザイム 別名 CPKアイソザイム
検査案内 8ページ 
検体必要量 血清0.3mL
保存条件 必ず凍結(-20℃以下)
備考:
検査方法 アガロース電気泳動法
所要日数 2~5日
基準値(男) BB(CK1):0.0~1.8、ALB:未設定、MB(CK2):0.0~2.7、MM(CK3):95.8~100.0  [%]
基準値(女) BB(CK1):0.0~1.8、ALB:未設定、MB(CK2):0.0~2.7、MM(CK3):95.8~100.0  [%]
臨床的意義
クレアチンキナーゼ(Creatine Kinase;CK;EC 2.7.3.2)は、エネルギー代謝に関わる酵素であり、クレアチン+ATPとクレアチンリン酸+ADPの可逆反応に触媒します。CKは、M(骨格筋型)とB(脳型)の2つの異なったサブユニットから成る二量体でその組み合わせからMM、MB、BBのアイソザイムが存在します。電気泳動において、これらの3つのアイソザイムは等電点の違いによって、陽極側からBB(CK1)、MB(CK2)、MM(CK3)に分離されます。CKの分布は、骨格筋、心筋、脳、胃、大腸、及び小腸などです。各アイソザイムは主として、BBは脳及び平滑筋に、MBは心筋に、MMは骨格筋及び心筋に存在しています。急性心筋梗塞発作後血中にはCKの各アイソザイムが増加しますが、梗塞後4~6時間後にMB活性の上昇が見られ、18~24時間後にはピークに達し、72時間後には正常に回復するという経過をたどるので、急性心筋梗塞の診断に有用です。また、種々の悪性腫瘍の際、BB、免疫グロブリンと結合したマクロCK、ミトコンドリアCKが、血中に出現することが報告されており、腫瘍マーカーとしての有用性が指摘されています。この他、脂質と結合したCKが報告されています。
主な疾患 悪性腫瘍急性心筋梗塞急性心不全筋ジストロフィー多発性筋炎皮膚筋炎
関連項目 クレアチンキナーゼ(CK, CPK)ミオシン軽鎖I心筋トロポニンT[血清]ミオグロビン[血清]
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 55 判断料区分 生化学的検査(I)