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項目コード 1293 統一コード ? NULL ?
項目名 花粉+小児アトピー 別名 A14
検査案内 66ページ 
検体必要量 血清0.8mL
保存条件 冷蔵
備考:アレルギー検査セット
検査方法 FEIA法
所要日数 3~5日
基準値(男)
基準値(女)
臨床的意義
アレルギー症状は、アレルゲンとアレルゲン特異IgE抗体との反応により組織の肥満細胞から放出される化学伝達物質によって惹起されるため、原因アレルゲンの同定は気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎などのアレルギー性疾患の診断及び治療において重要である。これらのアレルギー疾患の診断は、問診、皮膚反応または血中特異IgE測定などによる特異IgE抗体の証明、アレルゲン負荷試験などによる原因アレルゲンの確定によって下される。なかでも血中特異IgE測定は簡便性及び安全性面より広く日常検査に利用されている。 免疫グロブリンEは(IgE)は、血清中に微量に存在する蛋白であり、通常は血清中の免疫グロブリン全体量の0.001%以下である。血清中のIgE濃度は、年齢によって異なり、通常1歳までの乳児は10IU/mL以下の濃度を示す。血清IgE濃度は幼小児期に上昇し、青年期で成人のレベルに達する。血清IgEの正常値は同じ年齢層の健常者群内でも広く分布している。IgEは、アレルギー反応の媒介物質であり、血清中IgEの測定は他の臨床的な指標とあわせてアトピー性疾患と非アトピー性疾患とを識別するのに有用である。アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などのアトピー性疾患では一般に血清IgEは上昇する。しかし、血清中のIgEが正常値の範囲であっても、IgEによるアレルギーを否定できない。幼児期における血清中IgEの測定は、アトピー素因保有の有無を制定するのに役立ち、将来のアレルギー疾患の発症の可能性を予測する。新生児~2歳までの幼児では、しばしばアトピー性アレルギー疾患の進行に伴って血清中のIgEが上昇する。しかし、アレルギー反応の重症度と血清中のIgE抗体の濃度の間に厳密な相関はない。血清中IgE濃度値は、寄生虫感染症、免疫不全、自己免疫疾患、Hodgkin病、気管支肺アスペルギルス症、IgE骨髄腫、Sezary症候群等のアレルギーに関係しない状態でも上昇することがある。
主な疾患 アトピー性皮膚炎アレルギー性気管支肺アスペルギルス症アレルギー性結膜炎アレルギー性鼻炎気管支喘息蕁麻疹
関連項目 IgE(非特異的IgE,IgE-RIST,免疫グロブリン-E)ヒスタミン
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 870 判断料区分 免疫学的検査