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項目コード
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5252 |
統一コード
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5D220 |
項目名
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SPan-1抗原 |
別名
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検査案内
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32ページ
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検体必要量
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血清0.2mL |
保存条件
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冷蔵 |
備考: |
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検査方法
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RIA固相法(IRMA) |
所要日数
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3~5日 |
基準値(男)
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30以下  [U/mL] |
基準値(女)
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30以下  [U/mL] |
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臨床的意義
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1985年、大阪市大の鄭、カリフォルニア大学のKimらは、ヒト膵癌細胞株SW1990を免疫原としてマウスモノクローナル抗体SPAn-1を作製しました。そのSPAn-1の認識するSPAn-1抗原は高分子ムチン様糖たん白質であり、その抗原エピトープは、末端にシアル酸を有する糖鎖であると考えられています。SPAn-1抗原は、免疫組織学的な方法により検討すると、膵癌を中心に消化器癌に高頻度に存在しますが、正常膵、腎尿細管、胆管上皮、気管上皮にもわずかに存在することがわかりました。1986年、鄭らはSPAn-1を用いてIRMAを確立し、膵癌患者血中にSPAn-1抗原が高率、高濃度に出現してくること、および他の消化器癌患者血中にも高率に存在することを報告しました。さらに1987年には、他の腫瘍マーカーCA19-9、DU-PAN-2との比較検討を行い、SPAn-1抗原は膵癌に対する臨床的感度、特異性において、これらのマーカーと同等以上であること、および組織染色よりその抗原の出現がLe型血液型の表現型に左右されないことを報告し、SPAn-1抗原が新しい腫瘍マーカーと成り得ることを示しました。 |
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容器
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[01] 分離剤入り容器
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添加剤
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分離剤入り真空採血管
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保存方法
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室温で1年間
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採取量
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採血量8.5ml
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主な検査項目
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生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他
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