トップページ
<< 検査項目詳細 >>
項目コード 3058 統一コード 5E075
項目名 TPHA法(定性) 別名
検査案内 53ページ 
検体必要量 血清1.0mL
保存条件 凍結
備考:  << 別記 >>
検査方法 LA法及びPA
所要日数 1~2日
基準値(男) (ー)
基準値(女) (ー)
臨床的意義
梅毒血清反応には、カルジオリピン・レシチンのリン脂質を抗原とする脂質抗原試験(STS)と、TP菌体また菌体成分を抗原とするtreponema pallidum(TP)抗原試験とがあります。TPHA法は梅毒病原体であるTPに対する抗体をみる検査法です。TP抗原反応は梅毒に対する特異性が極めて高いので、梅毒の診断には有用です。しかし、治療の適応あるいは治療効果の判定などには不適当です。抗体価が一度上昇してしまうと、治療をしても容易に抗体価の低下がみられず、また半永久的に陽性を持続するためです。多くの検査室では、STSとTPHAを同時に実施しています。初感染の証明はTPに感染後約1週間くらいでTPに対するIgM抗体が産生され、続いてSTSに対するIgM抗体、IgG抗体、最後にTPに対するIgG抗体が産生されます。各検査法で見ていくと、まずFTA-ABS IgM抗体が陽転し、次にFTA-ABSとSTSがほぼ同時に陽転し、TPHAが最も遅く陽転する傾向がみられます。また、STS陽性でTPHA陰性の場合は、感染初期のことがあり、感染の疑いが強い症例には3~4週間後に再度検査を行い、感染初期の梅毒か生物学的偽陽性かの判定をする必要があります。
主な疾患 性行為感染症梅毒
関連項目 梅毒脂質抗原 使用検査:ガラス板法定性梅毒脂質抗原 使用検査:ガラス板法定量梅毒脂質抗原 使用検査:凝集法定性梅毒脂質抗原 使用検査:凝集法定量梅毒脂質抗原使用検査:RPR法定性梅毒脂質抗原使用検査:RPR法定量TPHA法(定量)FTA-ABS法(定性)FTA-ABS法(定量)IgM-FTA-ABS法(定性)
容器
 [01] 分離剤入り容器
添加剤 分離剤入り真空採血管
保存方法 室温で1年間
採取量 採血量8.5ml
主な検査項目 生化学検査・免疫血清検査・内分泌検査・腫瘍マーカー・その他

実施料 32 判断料区分 免疫学的検査